
こちらの記事では『喪中はがき』に関する色々な疑問について説明したいと思います♪
私まるこ自身、喪中ハガキで悩んだ経験があり、次に備えてシッカリ調査しましたので、是非参考にしていただければと思います。
親族の不幸を伝える『喪中はがき』を送るタイミングの目安、何を書いたらいいのか、どんなお付き合いの範囲の方に送るのか。
『喪中はがき』と一言でいっても結構細かいマナーがあるんです。
もし喪中はがきを送る相手も喪中だったら?そんな疑問にも完璧に対処しちゃいますね。
このページで正しいマナーと喪中はがきの本来の意味を押さえておけば、いざという時にきっとお役に立てると思います。
目次
喪中はがきを出す時期は?
私、まるこも子供の頃から『喪中だから年賀状だせないね』といった会話を耳にした経験が何度かあります。
また自分の身内に不幸があった年には年賀状が出せなかったのを思い出します。
日本には、「喪に服する」という習慣がありますよね。
「喪に服する」というのは、故人が亡くなってから四十九日法要を過ぎ、約1年間にわたって故人を偲び、身を慎む事です。
この「喪に服する」期間を一般的に『喪中』と呼んでいるんです。
年内に身内に不幸があった場合、「喪に服する」ために新年の年賀状を控える事を事前に知らせるために出すのが、喪中はがきです。
初めて喪中はがきを出す方は、いつ頃に喪中ハガキを出せばいいものか悩んでしまいますよね。
この記事では、喪中はがきを出す時期や送る相手の範囲、喪中ハガキのマナーなどについて説明していきますね。
喪中はがきの意味と目的
私まるこが子供の頃、おじいちゃんが亡くなった年には学校で友達にこう伝えました。
『今年うちのおじいちゃんが死んじゃったからお正月は年賀状は出せないの。』
「喪中はがき」は正式には『年賀欠礼状』と呼ばれます。
私は子供だったので友達に『年賀状は出さないね』で済みましたけど、大人はそうはいきませんよね。
『年賀欠礼状』いわゆる喪中はがきを送る目的は、
「身内が亡くなり喪に服しているために新年の挨拶をご遠慮申し上げます。」と、新年のご挨拶ができない欠礼を「お詫びする」ことなんですね。
喪中はがきを出す時期について
喪中はがきを出す正しい時期についてお答えします。
上記のように、「身内が亡くなって喪に服しているので新年のご挨拶は控えたい。」という内容の『年賀欠礼の挨拶状』、つまりお詫びの意味があるお知らせですので、送る相手が年賀状の準備をする前に相手に届くのがマナーです。
例年、年賀状はがきの販売開始は11月初旬です。
そして年賀状の受付開始時期が12月初旬なので、ほとんどの人は、12月に入ってから年賀状の準備をするかと思います。
こういった事を考えて、喪中はがきを出す最適な時期は11月初旬あたりになるでしょう。
多少遅れても、相手が年賀状を書き出す時期より前の11月中旬~12月初旬までには届くように出せば大丈夫です。
喪中はがきって早目に出してもいいの?
喪中はがきは相手が年賀状の準備をする前に届く事が大事ですよね。
親族の不幸が年の早い時期にあった場合、忘れないうちに早目に喪中はがきを出しておこうかなと考えている方もいるかもしれません。
結論からいえばあまり早い段階で出すのは良くありません。
何故かといえば、早すぎる時期に喪中はがきを受け取った相手方が「喪中である事を忘れてしまう」、「ハガキを紛失してしまう」といった事が起こりうるから。
相手が年賀状の準備をするのは年末のバタバタしている時期です。喪中はがきの事をウッカリ忘れてしまう可能性は十分ありますよね。
また喪中というのは「亡くなった故人を偲ぶ期間」です。喪中はがきも適した時期(タイミング)に出すからこそ意味を成すと言えます。
以上の事から、喪中はがき(年賀欠礼の挨拶状)を出すのは11月初旬ころ、相手方が年賀状の準備に入る前の11月中旬から遅くとも12月初旬には届くように出すのがベストです。
文面選びや印刷・宛名書きなど、前もって準備しておく事は後々慌てないためにも大事ですが、実際に出すのは上記のように11月に入ってからにしましょう。
喪中はがきを出すべき相手の範囲は?
喪中はがきは、「身内に不幸があり服喪期間なので、年始のご挨拶を控えさせて頂きます」という年賀欠礼をお詫びする挨拶状です。
簡単に言えば年賀状の代わりに送る挨拶状とも言え、
『本来であれば年賀状を送って新年のご挨拶をしたいけれど出来ずにすみません』
こういったニュアンスになると思います。
普段いつも年賀状を送って下さる方に、年賀状を送って頂かないようお知らせする為に「喪中はがき」を出すわけです。
実際、喪中はがきを出す相手はどこまで?
意外かもしれませんが喪中はがき自体、比較的新しい風習なんです。
「これが送る範囲、マナー」というのも厳密に決まっているわけではありません。
なので個人の判断に任されている部分が多い風習ではあるんです。
また最近ではお仕事をされている方などで、普段取引先に年賀状を送っているケースでは例年どおりに年賀状を出すという方も増えています。
プライベートと仕事は別と考える人が増えているためだと思います。
各々それぞれの故人との関係、地域による違い、また送る相手との関係(疎遠か否か)などによっても喪中ハガキを送る範囲に違いがでてきます。
でも、それではどうしたら良いのか迷う方も多いでしょうから簡単にお答えしたいと思います。
まず、喪中はがきは「年賀欠礼の挨拶状」であることを前提にすれば、出す相手は基本的に普段、年賀状のやりとりをしている方に出す事が一般的です。
とすれば、喪中はがきを送る相手も何となく絞れてくるのではないでしょうか。
結論としては、難しく考えずに「いつも年賀状のやりとりをしている方に出す」で良いと思います。
喪中はがき、身内に出すのはあり?
普段、年賀状のやり取りをしている身内ならば喪中ハガキを出した方がいいでしょう。出しても、マナー違反ではありません。
また最近の傾向では喪中であることを改めて報告する必要のない「身内」には出さない方が多いようです。
この辺は地域や各家系によっても様々な考え方、習わしもあるので一概には言えません。
ただ喪中はがきを出す目的は、普段年賀状のやり取りをしている相手に対し「身内の喪に服するため新年の挨拶を欠くことを事前に相手に伝える挨拶状」です。
ですので、改めて喪中であることを伝える必要の無い身内や親戚へは、喪中はがきを出さなくても構いません。
それで身内から年賀状が送られてくるようであれば、松の内が過ぎた頃に寒中見舞いを送るのが良いでしょう。
喪中はがき、仕事仲間、取引先に出すのは?
喪中はがきを「職場の仲間や仕事の関係先、取引先にも出した方がいいのか?」と悩む方も多いです。
仲が良い職場の仲間と普段から年賀状のやり取りをしている場合は、喪中はがきを出したほうが良いでしょう。
取引先に対しては儀礼的に年賀状を出す場合は、喪中はがきを出す事によって余計な気を使わせてしまう事もあります。
ですので仕事は公と考えて、取引先に対しては例年通り年賀状を出すのが最近の傾向です。
喪中はがきを出す相手が喪中の時は?
喪中はがきが先に届いて「こちらも喪中」と喪中はがきを出していいものか、迷われている方も居るかと思います。
喪中はがきの相手もまた喪中、少なからずあるケースです。
結論は、こちらからも喪中はがきをお送りしても問題ありません。
喪中はがきは「喪中であるためにこちらから新年を祝うご挨拶ができません」というおわびが本来の意味の『年賀欠礼の挨拶状』です。
ですので、送る時に自分が喪中であることを伝え、先方へのお悔やみの言葉を一筆添えるのが良いでしょう。
喪中ハガキを出すつもりの相手から先に届いたら?
喪中はがきの本来の意味は『今年身内に不幸が在った為、新年の挨拶をご遠慮申し上げます』と伝えるもの。
ですのでお互いに喪中であって相手から喪中はがきを受け取っても、こちらからもお知らせするべきです。
喪中はがきのの主旨は、年賀欠礼の理由を知らせるだけでなく、「本年中は大変お世話になりました。」という感謝の意味も入っています。
たとえ相手もまた喪中であっても出す理由がここにあります。
先に喪中はがきを受け取った場合には、相手にも自分が喪中であることを伝え、一言、お悔やみを書き添える心配りを忘れようにしましょう。
喪中はがきのまとめ、最適なタイミング・出す相手の範囲ほか、喪中はがきのマナー
喪中はがきを出す最適な時期、ハガキを出す最適な時期や喪中はがきを出す相手の範囲、そして喪中はがきのマナーをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
中には意外に知らなかった内容も少なからず有ったのではないでしょうか。
喪中はがきを出す経験は意図せず突然やってくる事もあります。
いざという時に迷ったり、相手に失礼が無いように是非この記事を参考にして頂けますと幸いです。
喪中はがきが相手に届くのに最適な時期 ⇒ 11月初旬から12月の初旬です。
喪中はがきとは ⇒ 相手に喪中を知らせるものではなく、年賀欠礼の挨拶状です。
厳密なマナーはありません。 ⇒ ご紹介した内容で喪中はがきを出す範囲と、対応をすれば問題ありません。
補足 ⇒ 喪中はがきが間に合わなかった場合は?おおむね1月7日過ぎに寒中見舞いを送ると良いでしょう。