「お悔やみ申し上げます」もう迷わない!メールや手紙での使う時の例文いろいろ

人が亡くなった際によく耳にする「お悔やみ申し上げます」という言葉。

そんなに頻繁ではないものの、社会人になると会社関係者の葬儀に参加するなんてことも珍しくありません。

「お悔やみ申し上げます」は誰かが亡くなった際によく使われる言葉という事は広く知られていますが、その言葉が持つ意味を考えた事がある方はどのくらいいるでしょうか。

今回はこの「お悔やみ申し上げます」という「お悔やみの言葉」にスポットを当ててみました。

「お悔やみ申し上げます」の使い方と例文

葬儀に出席した際、遺族へかける言葉や弔電などでよく使われるのが「心よりお悔やみ申し上げます」や「謹んでお悔やみ申し上げます」という言葉。

ただ単に「お悔やみ申し上げます」と言うのではなく「心より」や「謹んで」と一言を添えると、より悲しいという気持ちを表現する事が出来たり、より丁寧な表現になります。

使い分けとしては、悲しみを表現する場合には「心より」、改まった場では「謹んで」を添えると良いでしょう。

「謹んで心よりお悔やみ申し上げます」と両方添えてしまうと、決して悪くはありませんがごちゃごちゃしてしまうので、場面によってどちらかひとつだけを添えた方が良さそうです。

なお、この言葉はどちらも先輩や後輩、目上の人など立場に関係なく使う事が出来るので覚えていて損はありません。

では反対に自分がお悔やみの言葉を頂いた場合はどのように返せば良いのでしょうか。

あまり経験したくないものではありますが、自分が遺族側になる可能性だって十分あります。

私も急に祖父が亡くなった際、参列者の方々にお悔やみの言葉をたくさんかけて頂きました。

当の私は涙が止まらずに何も言葉を返せなかったのですが…

しばらくして落ち着いてから「あの時何て返せばよかったんだろう」とふと思って調べてみたところ、このような場合は「ありがとうございます」を言うだけで大丈夫だという事を知りました。

故人を偲んでくれた事、そして遺族を気遣って頂いた事に対するお礼を言うだけで良いそうです。

故人と繋がりが深ければ深いほど、当時の私のように涙が止まらないなんてこともあるかもしれません。

そんな時は無理して返す必要はありません。

言葉に対して頭を下げるだけでも十分相手に気持ちは伝わります。

ただ、話す余裕があって生前故人がとてもお世話になった人からお悔やみの言葉を頂いた場合には、足を運んで頂いたお礼と故人がお世話になった事に対するお礼も伝えられるとなお良いでしょう。

ただし、この時お悔やみを言う側も返事をする側も気をつけなければならない事があります。

それは「長くならない事」

お葬式や通夜のマナーとして、長話をするのは良くない事とされています。

返答の際、長くなってもお悔やみの言葉に対するお礼と足を運んで頂いた事、そして故人がお世話になった事に対するお礼くらいに留めておきましょう。

最後に故人の交友関係によっては海外の方が弔問に訪れたり、貴方が海外の方の葬儀に参加する事もあるかもしれません。

そんな時でも慌てる事が無いように「英語でのお悔やみの言葉と返答」を調べたので、簡単にご紹介しておきたいと思います。

まず英語でのお悔やみの代表的な例は「Please accept my sincere condolences」

この表現は日本語の「お悔やみを申し上げます」と同等の意味合いで使われているそうです。

他にも「I’m sorry」や「I’m sorry for your loss」といった比較的簡単な表現もあります。

これはどちらも「ご愁傷さまです」という表現に近いものだとか。

これに対する返答としては「Thank you for your concern」という気遣いに対するお礼の言葉が一般的ですが「Thank you」や「Thank you for kind words」でも大丈夫なんだそうです。

突然の英語でもオロオロしないように、簡単な表現だけでも覚えておくと良いかもしれません。

「お悔やみ申し上げます」の意味とは

ではいよいよ本題です。

「お悔やみ申し上げます」の言葉にはどんな意味が含まれているのでしょうか。

同じく葬儀や通夜で使われる「ご冥福をお祈りいたします」という表現と併せて意味を考えていきたいと思います。

まず「お悔やみ申し上げます」という表現は、「悔やむ」という言葉があるくらいなので「故人の死を残念に思う」という悲しみと故人を悼む弔いの意味を持っています。

そして知らない方も多いかもしれませんが、この言葉は弔いの意味を持つと同時に亡くなった方の遺族に寄り添う言葉でもあるのです。

葬儀の場で悲しみに暮れる遺族に「大丈夫ですか?」と言うのも変だし「(悲しみに負けずに)頑張ってください」と言うのも何となく場にそぐわない気が…。

そこで「故人の死は私にとっても悲しいですが、あなた(遺族)は私以上に悲しい思いをしているでしょう。どうか気を落とさないでください」と言った気遣いを含めて「お悔やみ申し上げます」という言葉を遺族に伝えるのです。

この事を知っているのと知らないのとでは、言葉を発する時の気持ちも違ってくるかもしれません。

同じく「ご冥福をお祈りいたします」も故人の死を悼む意味合いがありますが、このふたつの表現は大きな相違点があります。

それが「誰への言葉か」という点。

「お悔やみ申し上げます」は遺族への言葉に対して「ご冥福をお祈りいたします」は故人への言葉になります。

同じような意味合いを持っていたとしても、遺族に「ご冥福をお祈りいたします」と言うのは絶対にやめましょう。

なお、これらの表現はキリスト教など他の宗教の葬儀では使用を控えた方が良さそうです。

というのも、キリスト教では「死後は神様の元に行って安らぎを得る」という考えがあり、死を悔やむ事をあまり良しとしないという風潮があるから。

また「冥界(死後の世界)の幸福」という意味をもつ「冥福」という言葉も、キリスト教では「冥界」の概念が無いので使用は避けた方が無難なようです。

メールでのマナーと文例

基本的に通夜や葬儀に参列できない場合には、電報や手紙を送るのがマナーとされています。

私自身も上司からの指示で弔電(お悔やみの電報)やお悔やみの手紙、供花の手配をした経験があります。

しかし、インターネットが発達した現代においては、お悔やみの言葉を電報や手紙ではなくメールを送る人も増えているのだとか。

調べてみると、弔電や手紙が推奨される基本的なマナーではあるものの「メールは完全なマナー違反だ」という事ではないようです。

その為、親しい友人やメールで取引先の会社から訃報の連絡が来た場合等はメールでお悔やみの言葉を述べても大丈夫。

ただしメールは葬儀の場においての正式な連絡手段ではない為、特に取引先等の会社関係については、メールの返信は「訃報の連絡に対する返信」に留め、後で改めて弔電の手配や手紙を送る事をお勧めします。

なおメールでお悔やみの言葉を伝える場合には、件名で内容が分かるようにすることを忘れてはいけません。

遺族は故人を失った悲しみの中で通夜や葬儀の手配などもあり、とても余裕のある状態とは言えません。

そこに用件が分からないメールを送ってしまうと、見て貰えない可能性があるからです。

メールの件名には「お悔やみを申し上げます」または「哀悼の意を表します」と記載しておきましょう。

「哀悼の意を表します」は話し言葉としては馴染みのない言葉ではありますが、故人を悼む場合に使われる書き言葉としては一般的。

弔電や手紙などでも使われる言葉なので、メールで使っても問題ありません。

また、先にも述べたように遺族は身体的にも精神的にも余裕がない状態です。

そんな時に長々と故人の思い出を綴ったメールを送るのはマナー違反。

募る思いもあるとは思いますが、出来るだけ短くまとめましょう。

内容としては突然の訃報に驚いた事、略儀ながら…と前置きをしてメールでの遺族に対するお悔やみの言葉、そして最後に故人への冥福を祈る言葉位に留めるのがベストです。

親しい人には「心身ともに大変な時だと存じますがくれぐれもご無理をなさいませんよう」や「突然のことでご落胆もいかばかりかと存じますが、どうぞご自愛ください」などの言葉を足す事もありますが、足しても一文のみにしてください。

通夜や葬儀でお悔やみの言葉をかける時と同じく「長くならないようにする」がマナーという事を絶対に忘れないように。

まとめ

故人を悼むだけでなく、遺族に寄り添う気持ちを表す表現でもある「お悔やみ申し上げます」という言葉。

人が亡くなるのは決して嬉しい事ではありませんが、生きている以上どうしても避けられない事でもあります。

突然の訃報で通夜や葬儀に参列する事になった場合に慌てなくても良いように、今のうちに最低限のマナーを覚えておきましょう。

おすすめの記事