
バサという魚をご存知でしょうか?普段なかなか聞きなれない魚の名前ですが、私の近所のスーパーでも時々ですが売っている事があります。
イオンやコストコなどでも冷凍&切り身の白身魚として「パンガシウス」などという名前で売られていたりします。
最初は何だろうこの「バサ」って魚・・と思ったんですが、実は白身で美味しい魚なんです。
そして、じわじわと人気が高まってきている注目の魚でもあります。
今回はそんな「バサ」の正体について紹介しつつ、バサ丼といった美味しい食べ方、レシピなどについてもご紹介したいと思います。
バサとは?
バサという魚は、正確にはナマズ目パンガシウス科に属する淡水魚で、主に東南アジアのインドシナ半島で見られる大型の魚です。
淡水魚なのでインドシナ半島を流れるメコン川やチャオプラヤ川の流域に生息していますが、天然のバサは最近では珍しく、養殖がほとんどのようです。
ナマズ!?とビックリする方も居ると思いますが、姿はナマズとは違い別名「パンガシウス」とも呼ばれます。
アメリカは昔から馴染みのある魚で、最近ではイギリスでも非常に人気がある魚だということです。
というのも、味は淡白でクセがないので食べやすくどんな料理にも適している事、それでいて低カロリーである事が理由になっているようです。
何より安価で購入できるので、スーパーでも扱いやすく、消費者も手を出しやすいところも魅力のひとつかもしれませんね。
日本でも、徐々に人気が高まってきており、取り扱いの量が急上昇しているようです。
白身魚のフライなどの多くはこのバサという魚を使用していることが比較的多いのも特徴です。
バサの生態
分類としてはナマズの仲間になりますが、私たちが知っているナマズとはちょっと形も違うようです。
お腹の部分がどっしりしていて身が分厚く、体長は1メートルを超える大きさで、重さも250キロにも成長する事もあるようです。かなり大型の魚だと言えますね!
メコン川やチャオプラヤ川の流域に生息していますが、天然のバサは現在では絶滅の危機にあります。
大型ではありますが、草食で、普段は藻などの水草を食べて生きています。
バサの食べ方
よく見られる一般的な料理としては、白身魚のフライでしょう。
私はホカ弁で売ってる「のり弁」が昔から大好きなんですが、メインのおかずはやっぱり白身魚フライ!
白身魚自体は淡泊な味ですけど、ソースをかけた衣と一緒に食べると美味し~い♪ですよね!
ホカ弁の白身魚のフライにも使われているだけあって、美味しさは言うまでもありません。
同時に見過ごせないのが白身のフライを挟んだフィッシュバーガーです。
「好きなハンバーガーランキング」で毎回上位にランクインする白身魚フライのフィッシュバーガー。
最近こういった白身魚フライに使用されているのが、実はこのバサ(パンガシウス)なんです。
他にも、ムニエルや香草焼きなどといった料理法もあります。
どんな料理にも応用が利くのでとても扱いやすい魚と言えそうです。
バサのおすすめ料理レシピ3選
おすすめのレシピとして
1.高級な鰻の代用として、安価なバサが大変身のうな丼風。
2.定番のメニューでもある、白身魚のフライ。
3.とても簡単なのに美味しいバサのムニエル。
を、紹介します。
バサ丼(バサの鰻丼風)
1.バサの水気をキッチンペーパーで拭き取って、小麦粉を全体にまぶします。
2.フライパンに油を少量しいて、バサを両面こんがりと焼きましょう。
3.醤油、酒、みりん、砂糖を大さじ4ずつ用意し、先ほどのフライパンの中に入れ、絡めます。
4.ご飯を器に盛り、上にバサとタレをかければ完成です。お好みで卵の黄身を乗せたり、山椒や七味をかけると色々な味を楽しめます。
バサ(白身魚)のフライ
1.バサの水気をキッチンペーパーで拭き取り、両面に塩コショウをする。
2.小麦粉を全体にまぶし、溶き卵に絡ませてからパン粉をまぶす。(もしくは、小麦粉を水でといたものを全体に絡ませてパン粉をつけても良いです)
3.170度の油で揚げる。周りが程よい色になったら取り出す。お好みでソースや醤油、タルタルソースをかけましょう。
バサのムニエル
1.バサの水気をキッチンペーパーで拭き取り、両面に塩コショウをする。
2.小麦粉を全体に薄くまぶします。
3.オリーブオイルもしくはサラダ油を少し多めにしいて、バサを両面カリッと焼く。(蓋かアルミホイルをして蒸し焼きにすると良いです)
そのままでも下味がついているから美味しいですが、お好みでタルタルソースなどをかけましょう。
バサの釣り方
ベトナムではバサの消費量も多く、釣堀があるほど人気の魚です。
日本でいう鯉の釣堀のようですが、餌にはなんとパンをつけて魚を釣るようです。
大型のバサがそんなに簡単に釣れるという事に驚きです。
ロッドが折れないように時間をかけて釣るようです。
まとめ
今回はバサについて紹介しましたが、日本では知名度も低いように思える魚ですが、知らない内に食べているくらい身近な存在だったことに驚きました。
価格も安く美味しい魚ということもあって、とても家計に優しいなと思います。
どんなバリエーションの料理にも適しているのでとてもおすすめの魚です。